闇鍋的お花見BBQは危険!?①

ハレトルが過去勤めていたブラック企業のお話です。
毎日、深夜遅くまで仕事をし、遊ぶ暇もありませんでした。
土日も仕事の日が多く、たまの休みは爆睡。「寝だめ」(休みの日に爆睡して睡眠時間を貯金する)って出来るんだ!と発見したのもことのときです。同僚と給料を時給換算でいくらだろうって計算したとき、悲しくなった給料。しかし、同じ境遇の社員同士は深夜みんなで夜食を食べに行ったり、遊んだりする仲の良い関係でした。

深夜遅くまで残業していた日、課長が「これからお花見バーベキューをやりに行こう!」と提案し、みんなで行くことに…

「お花見って、こんな遅く行っても暗くて見えないんじゃあ…」
「大丈夫、大丈夫、前にもやったことあるから!」

ブラック企業ならではなのか…
慣れた様子で同僚が自宅からバーベキューセットを持って来て、さっそく24時間営業のスーパーでアルコール類、冷凍の焼き鳥(すでに串に肉が刺さっている)、野菜、ソーセージなどの食材を購入、お花見公園へ。

この季節、賑わうお花見公園も流石にこの時間は真っ暗…
照明も消え、さっぱり桜は見えないし、誰もいない…

同僚たちは段取り良く準備し、一緒にワイワイやっているとだんだん楽しくなりだした。(深夜でテンション上がる)

炭に火をつけ、早速、食材の中に冷凍の焼き鳥(すでに串に肉が刺さっている)をまず焼こうとAくんが言った。
Aくんは焼き鳥屋でバイト経験があるらしくカチカチに凍った焼き鳥を網の上に並べて…

Aくん「ハレトルさん、焼き鳥の美味しい焼き方って知ってる?」
ハレトル「いや、知らない」
Aくん「焼き鳥って焼けたか焼けてないかギリギリのラインが、ヤバいくらいウマいよ!」
ハレトル「へー、でも真っ暗なのにそのギリギリのラインって判断できるの?」
Aくん「もちろん、その感覚は身についてるから大丈夫!」
みんなも「大丈夫だって!」

「………」
これはまずいぞ…

脳内で危険を知らせている!
この真っ暗闇で調理!?しかも鳥の冷凍生肉(カチカチ)… 間違いなくアタル!
Aくんに
「そのギリギリ焼きより、よく焼いたどっちかって言うと、こげたぐらいが好きだから、よく焼いてほしいな」
「えーもう!せっかく美味しいのに!」
「ゴメン、ウェルダンが好きなもんで(ウソ)」

みんなはギリギリ焼きをハレトルは丸こげをいただいた。

ギリギリ焼きは大好評でみんな美味しそうに食べていた。
炭のように丸こげ肉はまずくて硬い、やっぱりギリギリ焼きにしとけばよかったかも…
ちょっと後悔した。
もう闇鍋的に何を食べているのか、なんの食材なのか焼き加減もわからない真っ暗闇の中、用意していた他の食材も焼き(大半が半ナマか丸こげ)、お腹いっぱいでその夜は解散した。
明日も仕事だ…涙

つづく

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